3月19日開幕の第93回選抜高校野球大会を主催する日本高野連が18日、オンラインで臨時運営委員会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として出場32校の選手らチーム関係者などにPCR検査を実施すると発表した。

役員など大会関係者も対象で約1000人を想定。陽性が出た場合の対応など詳細について、小倉好正事務局長(62)は「現在、検討しています」と書面で回答した。

また、アルプス席での学校応援でブラスバンドの演奏を禁止することも決まった。同事務局長は「専門医のお話も参考に判断させていただきました。楽器の演奏中は、アルプス席でマスクを外すことになる。演奏中に飛沫(ひまつ)が拡散する可能性がある」と説明。19年夏を最後に、昨夏の甲子園交流試合に続いて今春も甲子園名物の応援の“復活”は見送られる。なお、2月末に策定予定のガイドラインで、PCR検査の時期や方法、応援方法など学校応援の指針を盛り込む予定。