全国高校野球選手権大会(10日開幕)の初戦組み合わせ。左側の学校が一塁側。


A評価は大阪桐蔭など8校 主なOBなど/甲子園出場校完全データ

組み合わせやぐらはこちら

第1日(10日)

【第1試合】

日大山形(山形)-米子東(鳥取)

日大山形・佐藤拓斗主将 (開幕試合で)びっくりしているけど、試合に全力で戦っていく。

米子東・長尾泰成主将 まさか開幕試合とは。1勝して校歌を歌えるよう頑張ります。

日大山形(4年ぶり18度目) 1958(昭和33)年「山形学園山形第一高等学校」として開校。1962(昭和37)年に日本大学の付属となり現在の校名に改称。野球部は58年創部。部員数70人。甲子園は春4回、夏17回出場で夏のベスト4(13年)が最高成績。主なOBは元広島栗原健太、ヤクルト奥村展征、阪神中野拓夢。所在地は、山形県山形市鳥居ケ丘4の55。島津宏道校長。

米子東(2大会連続15度目) 1899年(明32)創立の県立校。生徒数は918人(女子478人)。野球部の創部は1900年。部員数43人(マネジャー4人)。甲子園出場は春9度、夏は15度目。60年春に準優勝。主なOBは元阪神土井垣武、元広島宮本洋二郎。所在地は米子市勝田町1。田辺洋範校長。


【第2試合】

新田(愛媛)-静岡(静岡)

新田・古和田大耀主将 (静岡は)守備、投手力が高いと思う。受け身にならず自分たちの野球をしたい。

静岡・金子裕人主将 初日に試合ができて身が引き締まる思い。自分たちの野球ができるよう、しっかりと準備をしたい。

新田(初出場) 1938年(昭13)創立の私立校。普通科、工業科がある。生徒数1704人(女子598人)。野球部は1947年(昭22)創部で、部員数は58人。甲子園は夏は過去出場なし、春は2度出場。主なOBは元巨人越智大祐、ロンドン五輪日本代表(柔道)中矢力。所在地は松山市山西町663。永井博校長。

静岡(2大会連続26度目) 1878年(明11)に静岡師範学校中等科として創立。1953年(昭28)に現校名に改称。普通科の全日制と定時制を持つ。全日制の生徒数は男子509人、女子421人。県内屈指の進学校で、昨冬の入学試験で13人が東大に合格。野球部は1896年創部。部員数は40人。甲子園は春17度、夏は26度目の出場。主なOBはオリックス増井浩俊、楽天堀内謙伍。所在地は静岡市葵区長谷町66。小関雅司校長。


【第3試合】

東明館(佐賀)-日本航空(山梨)

日本航空・豊泉啓介監督 初日がいいなと思っていた。ロースコアで競り勝てれば。

東明館・加藤晴空(そら)主将 甲子園では自分たちの野球をして接戦に持ち込み、勝てるようにと思っています。

東明館(初出場) 1988年(昭63)創立の中高一貫私立校。校名は対馬藩田代領の藩校に由来。男女共学で普通科に259人(女子99人)が学ぶ。野球部は創立と同時創部で部員62人(マネジャー1人)。春夏通じて甲子園初出場。主な卒業生はJ1アビスパ福岡DF桑原海人、漫画家原泰久ら。所在地は佐賀県三養基郡基山町宮浦683。黒木忠好校長。

日本航空(13年ぶり6度目) 1932年(昭7)、甲府在郷軍人航空研究会を母体として創立された私立校。60年に山梨航空工業。生徒数は704人。野球部は60年創部。部員数は77人。甲子園出場は今回で夏6度目。春は1度。主なOBに元日本ハム、中日の八木智哉。所在地は山梨県甲斐市宇津谷445。篠原雅成校長。


第2日(11日)

【第1試合】

智弁学園(奈良)-倉敷商(岡山)

智弁学園・山下陽輔主将 センバツで悔しい思いをしましたし、先輩方の悔しい気持ちもあるので、それを返したい。

倉敷商・山下周太主将 (智弁学園は)甲子園常連校でとても強いチーム。挑戦者という気持ちで勝っていきたい。

智弁学園(2大会連続20度目) 1965年(昭40)創立。生徒数は431人(うち女子は181人)。野球部も同年創部で部員は55人。甲子園は夏は20度目、春は14度出場で優勝1回。主なOBは廣岡大志(ヤクルト)、岡本和真(巨人)、村上頌樹(阪神)ら。所在地は奈良県五條市野原中4の1の51。手塚彰校長。

倉敷商(9年ぶり11度目) 1912年(明45)創立の県立校。商業科、情報処理科、国際経済科がある。生徒数949人(女子595人)。野球部の創部は31年で、部員数は126人(マネジャー16人)。甲子園は春4度出場、夏は今回で11度目となる。主なOBは、中日、阪神、楽天で監督を務めた星野仙一氏、ロッテ岡大海、楽天引地秀一郎。所在地は倉敷市白楽町545。川井敏之校長。


【第2試合】

広島新庄(広島)-横浜(神奈川)

広島新庄・大可尭明(おおか・たかあき)主将 球場や相手の雰囲気にのまれないよう、自分たちらしくプレーし、勝てるよう頑張っていきたい。

横浜・安達大和主将 広島新庄はセンバツも出場して、とても力のあるチーム。今、気が引き締まりました。

横浜(3年ぶり19度目) 1942年(昭17)に創立された私立校。生徒数は1877人(女子824人)。野球部の創部は1945年(昭20)。部員数は72人。甲子園出場は春16度、夏は19度目。主なOBは西武松坂大輔、楽天涌井秀章ら。所在地は神奈川県横浜市金沢区能見台通46の1。葛蔵造校長。

広島新庄(5年ぶり3度目) 1909年(明42)創立の私立校。生徒数は400人(女子168人)。野球部は28年創部で部員数89人(マネジャー4人)。甲子園出場は春3度、夏は5年ぶり3度目。主なOBは永川勝浩(広島コーチ)田口麗斗(ヤクルト)堀瑞輝(日本ハム)ら。所在地は広島県北広島町新庄848。荒木猛校長。


【第3試合】

高岡商(富山)-松商学園(長野)

高岡商・林蓮太郎主将 松商学園は得点力がある印象。目標は富山県勢初の日本一だが、一戦必勝で戦っていきたい。

松商学園・藤石烈翔主将 高岡商は投打のバランスが良く、打撃でも得点力が高い。自分たちも打撃が武器。自信があります。。

高岡商(4大会連続21度目) 1897年(明30)創立の県立校。生徒数は594人(女子375人)。野球部は1923年(大12)創部。部員数70人。甲子園出場は春5度、夏は21度目。主なOBは元横浜進藤達哉、元日ハム紺田敏正、映画監督の滝田洋二郎。所在地は高岡市横田286。高橋宏幸校長。

松商学園(4年ぶり37度目) 1898年(明31)創立の私立校。普通科と商業科があり、生徒数は1361(女子684人)。野球部は1913年(大2)年に創部。部員数は95人。甲子園出場は春は15度、夏は37度目。主なOBは元日本ハムの上田佳範ら。所在地は松本市県3の6の1。長野雅弘校長。


【第4試合】

東北学院(宮城)-愛工大名電(愛知)

東北学院・古沢環主将 全員でつないで得点できるのが特長。宮城の皆さんに良い報告ができるように頑張りたい。

愛工大名電・田村俊介主将 (愛知大会は)強いチームが多く1戦1戦を戦うたびにチームに勢いがついた。

東北学院(初出場) 1886(明治19)年「仙台神学校」として発足。その後、1891(明治24)年、「東北学院」と改称。生徒数は945人。野球部は71年創部。部員数は68人。甲子園出場は今年が春夏通じて初。主なOBに西武本田圭佑。所在地は仙台市宮城野区小鶴字高野123番1。阿部恒幸校長。

愛工大名電(3年ぶり13度目) 1912年(大元)創立の私立校。普通科、科学技術科、情報科学科がある。生徒数1936人(女子659人)。野球部は55年(昭30)創部で部員数49人(マネジャー5人)。甲子園出場は夏13度目で、春は9回。優勝は春1回。主なOBは工藤公康(ソフトバンク監督)、イチロー(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)ら。所在地は名古屋市千種区若水3丁目2の12。萩原哲哉校長。


第3日(15日)

【第1試合】

ノースアジア大明桜(秋田)-帯広農(北北海道)

ノースアジア大明桜・中井稜貴主将 1戦1戦、決勝戦だと思って、自分たちの野球をしていきたい。まずは1つ勝って、そこからリズムを作って、優勝までいきたい。

帯広農・佐伯柊主将 打撃で自分たちの野球を全国に広めたい。今まで関わってくれた多くの方々に感動を与えられるように全力で頑張りたい。

帯広農(39年ぶり2度目) 1920年(大9)に十勝農業学校として創立された道立校。生徒数は583人(女子200人)。野球部は1926年(昭元)創部。現部員は51人(マネジャー3人)。甲子園は82年夏、昨夏の交流試合に出場。主な卒業生は東京五輪で4度目出場の自転車マウンテンバイク山本幸平、16年リオデジャネイロ五輪女子7人制ラグビー代表の桑井亜乃ら。所在地は帯広市稲田町西1線9番地。大関俊郎校長。

ノースアジア大明桜(4年ぶり10度目) 1953(昭和28)年「秋田短期大学付属高」として開校。1983(昭和58)年「秋田経済法科大学付属高」、20年(令和2年)に現在の校名に改称。野球部は53年創部。甲子園は春5回、夏9回出場で夏のベスト4(89年)が最高成績。主なOBに元ソフトバンク摂津正。DeNA砂田毅樹、ロッテ山口航輝ら。所在地は、秋田県秋田市下北手桜守沢8-1。山田芳浩校長。

オンラインで抽選会に臨むノースアジア大明桜・中井主将(代表撮影)
オンラインで抽選会に臨むノースアジア大明桜・中井主将(代表撮影)
番号を掲げる帯広農の佐伯柊主将(代表撮影)
番号を掲げる帯広農の佐伯柊主将(代表撮影)

【第2試合】

県岐阜商(岐阜)-明徳義塾(高知)

県岐阜商・鍛治舎巧監督 明徳義塾はいずれ当たる相手。154キロを投げる高知高校の森木君を攻略した攻守に隙のないチーム。

明徳義塾・馬淵史郎監督 鍛治舎さんがやられているので、力強いチームじゃないかという印象。しっかり守って(エース)代木をバックアップして相手のミスに乗じて得点を重ねていく戦い方ができれば、いい試合ができるのでは。

県岐阜商(9年ぶり29度目) 1904年(明37)創立の公立校。流通ビシネス科、情報処理科、会計システム科、国際コミュニケーション科があり、生徒数1076人(うち女子555人)。野球部は24年(大13)創部で部員数は115人(マネジャー4人)。甲子園は春28度、夏は今回で29度目で春3回、夏1回優勝。主な卒業生は高木守道(中日元監督)、和田一浩(元中日)三上朋也(DeNA)ら。所在地は岐阜市則武新屋敷1816の6。村山義広校長。

明徳義塾(2大会連続21度目) 1976年(昭51)創立の私立校。生徒数669人(女子169人)。野球部は76年に創部。部員数113人。甲子園出場は夏21度目で春20度。02年夏の甲子園優勝。主な出身者はDeNA伊藤光、プロゴルファーの松山英樹、横峯さくら。所在地は高知県須崎市浦ノ内下中山160。㟢本宏明校長。


【第3試合】

神戸国際大付(兵庫)-北海(南北海道))

神戸国際大付・西川侑志主将 センバツと同じカードということで、またやれるのかという気持ちです。一戦必勝で頑張りたい。

北海・宮下朝陽主将 先輩たちも自分たちも悔しい思いをしている。絶対に勝ちたい。

北海(4年ぶり39度目) 1885年(明18)、北海英語学校として創立の私立校。48年に普通科の男子校として現校名に改称し、99年に男女共学化。野球部創部は1901年。生徒数は1172人(女子574人)。野球部員は78人。OBに陸上3段跳び五輪金メダリストの南部忠平、元ヤクルト若松勉、巨人鍵谷陽平、西武川越誠司ら。所在地は札幌市豊平区旭町4の1の41。秋山秀司校長。

神戸国際大付(4年ぶり3度目) 1963年(昭38)に私立八代学院として創立。92年から現校名。生徒数は764人(女子62人)。野球部は63年創部で、部員数は102人。甲子園出場は春5度、夏は今回で3度目となる。主なOBはヤクルト坂口智隆、楽天小深田大翔、巨人平内龍太ら。所在地は神戸市垂水区学が丘5の1の1。杉之内裕校長。


【第4試合】

小松大谷(石川)-高川学園(山口)

小松大谷・木下仁緒(にお)主将 (選手宣誓を引き当て)まさか自分が当たるとは思っていなかったのでびっくりしてます。全国の選手の代表としてしっかり言えるように頑張りたい。(内容は)国語の先生と決めて、勇気や感動を与えられる熱い宣誓を。(初戦の相手は高川学園)機動力も使って粘り強い野球をしてくる印象。自分たちは自分たちの野球をしたい。

高川学園・山崎帆大主将 去年も(独自大会で)優勝したんですが甲子園に行けなかった。その分も背負って頑張っていきたい。

小松大谷(36年ぶり2度目) 1963年(昭38)北陸大谷高校として創立した私立校で、2010年(平22)4月に現校名になった。普通科と体育科からなる。生徒数は895人(女子395人)。野球部は63年創部で部員80人。夏は今回が2度目の甲子園で春はなし。主なOBは元日本ハム豊島明好、元ソフトバンク山下亜文。所在地は小松市津波倉町チ1。西清人校長。

高川学園(5年ぶり2度目) 1878年(明11)に曹洞宗専門学支校として創立された私立校。48年に多々良学園、06年から現校名。中高一貫コース、特別進学コースなどがあり、生徒数は708人(女子174人)。野球部は1911年(明44)創部で、部員は72人(マネジャー1人)。甲子園は春1度、夏は2度目。過去2度の甲子園ではともに1回戦敗退。OBは元横浜高木豊氏、ヤクルト投手の山野太一ら。防府市大字台道3635。渡辺篤夫校長。


第4日(16日)

【第1試合】

長崎商(長崎)-熊本工(熊本)

長崎商・青山隼也主将 相手は伝統校であり、攻守ともにバランスが取れたチーム。最後まで粘り強く戦い抜きたい。

熊本工・沼丈真主将 長崎商は接戦をものにしてきたチームなので、自分たちも持ち味である粘り強さを生かしていきたい。

長崎商(5年ぶり8度目) 1885年(明18)創立の市立校。情報国際ビジネス科に708人(女子605人)が学ぶ。野球部創部は1920年(大9)。部員数68人(マネジャー6人)。甲子園出場は春2度、夏は16年以来8度目で1952年4強が最高。主な卒業生はタレント蛭子能収、元巨人投手の松尾輝義ら。所在地は長崎市泉町1125。小柳勝彦校長。

熊本工(2大会連続22度目) 1898年(明31)創立の県立校。熊本県立工業学校から51年に現校名。生徒数1185人(女子289人)。野球部は22年創部で部員数94人。甲子園は春21度、夏は22度目。夏は34、37、96年の3度準優勝。OBに元巨人の川上哲治氏、元広島の前田智徳氏、荒木雅博・中日内野守備走塁コーチら。所在地は熊本市中央区上京塚町5の1。柿下耕一校長。


【第2試合】

専大松戸(千葉)-明豊(大分)

専大松戸・持丸修一監督 「強力打線に2人(深沢と岡本)がどう対処するかが勝敗を分ける。

明豊・幸修也主将 「投手も打撃陣もスキがなくていいチームだと思う。しっかり自分たちの野球をして勝てたらいいなと思います。

専大松戸(6年ぶり2度目) 1959年(昭34)に専大の付属校として創立された私立校。生徒数は1270人(女子499人)。野球部も創立と同時に創部。部員数は49人。甲子園出場は春1度、夏2度目。主なOBは日本ハム上沢直之、ロッテ原嵩、ソフトバンク高橋礼ら。所在地は千葉県松戸市上本郷2の3621。五味光校長。

明豊(4年ぶり7度目) 1999年(平11)に別府大付と明星の学校法人合併で発足した私立校。生徒数は495人(女子267人)。創部は別府大付時の52年で部員は96人。甲子園出場は春5度、夏は7度目。19年春はセンバツ4強で、21年春にはセンバツ準優勝。主なOBはソフトバンク今宮健太、ヤクルト浜田太貴、ソフトバンク特別アドバイザー城島健司氏ら。別府市野口原3088。岩武茂代校長。


【第3試合】

阿南光(徳島)-沖縄尚学(沖縄)

阿南光・萩野太陽主将 新設校になって新しい校歌もできた。甲子園の舞台で歌っているところを見せたいと思います。

沖縄尚学・仲宗根皐主将 チームワークを生かして守備から攻撃へリズムをつくり、一戦でも多く戦えるよう頑張っていきたい。

阿南光(25年ぶり2度目) 2018年(平30)に阿南工と新野が再編統合して開校した県立校で、工業科と産業創造科からなる。生徒数は501人(女子105人)。野球部は18年創部で部員37人。夏は開校後初めての甲子園で、新野が夏1度、春1度出場。主なOBは元巨人條辺剛(阿南工)、元巨人折下光輝(新野)。所在地は阿南市宝田町今市中新開10の6。西裕治校長。

沖縄尚学(2大会連続9度目) 1956年(昭31)、私立沖縄高として創立。83年に現校名。生徒数は1096人(女子550人)。野球部は57年創部で部員76人。甲子園出場は春6度、夏は9度目。99年春、沖縄勢として初めて全国制覇し、08年春に2度目のV。主なOBはソフトバンク東浜巨、DeNA嶺井博希、西武与座海人ら。那覇市国場747。名城政次郎校長。

番号を掲げる沖縄尚学の仲宗根皐主将(代表撮影)
番号を掲げる沖縄尚学の仲宗根皐主将(代表撮影)

【第4試合】

鹿島学園(茨城)-盛岡大付(岩手)

鹿島学園・鈴木博識監督 (11年から3年間、岩手県高野連の強化委員を務めた経験もあり、盛岡大付とも付き合いが深い)驚きましたが楽しみです。

盛岡大付・田屋瑛人主将 全国制覇を目標にやってきた。打ち勝つ野球をやっていきたい。

鹿島学園(初出場) 1989年(平元)創立の私立校。生徒数は695人(女子259人)。野球部も創立と同時に創部。部員94人。甲子園は今回が初出場。OBにサッカー上田綺世、土居聖真、町田浩樹(いずれもJ1鹿島)、J2新潟島田譲、競泳の山野井絵理ら。所在地は茨城県鹿嶋市田野辺141の9。石塚孝男校長。

盛岡大付(4年ぶり11度目) 1958(昭33)年に生活学園高校として創立された私立校。90年(平2)現校名に。野球部は80年創部。甲子園は春5度、夏11度目。OBにソフトバンク松本裕樹、ヤクルト杉山晃基。所在地は岩手県盛岡市厨川5の4の1。山形守平校長。


第5日(17日)

【第1試合】

大阪桐蔭(大阪)-東海大菅生(西東京)

大阪桐蔭・西谷浩一監督 「激戦の西東京を勝ってこられている。いい選手もたくさんいると聞く。初戦にいい相手と当たった。

東海大菅生・栄塁唯主将 すごくいい選手が集まっていると思うけど、自分たちの野球をして、勝ちにこだわってやっていきたい。

【データ】東東京を含めた東京勢と、大阪勢が夏の甲子園で対戦するのは今回が16度目。通算は大阪勢の7勝8敗(センバツでは18勝6敗)と負け越している。ただ00年以降の夏の都道府県別勝率をみると、大阪は勝率7割3分4厘(47勝17敗)で1位。2位の東京の6割5分1厘(69勝37敗1分)に大差をつけている。優勝もこの間5度(大阪桐蔭4、履正社1)で東京の3度(日大三2、早実1)を上回る。今回の対戦で、対東京勢の夏の通算成績を五分に戻せるか。

大阪桐蔭(3年ぶり11度目) 1983年(昭58)創立の私立校。生徒数は1895人(女子839人)。野球部は88年創部で部員61人。甲子園出場は夏11度目で、春は12度。優勝は春3度、夏5度。主なOBは楽天浅村栄斗、西武森友哉ら。所在地は大東市中垣内3の1の1。今田悟校長。

東海大菅生(4年ぶり4度目) 1983年(昭58)創立の私立校。生徒数1231人(女子419人)。野球部も同年創部。部員数103人。甲子園は春4度、夏は4度目。主なOBは巨人高橋優貴、オリックス勝俣翔貴ら。所在地は、あきる野市菅生1817。峰岸英仁校長。

対戦が決まった大阪桐蔭の池田陵真主将(左)と東海大菅生の栄塁唯主将(代表撮影)
対戦が決まった大阪桐蔭の池田陵真主将(左)と東海大菅生の栄塁唯主将(代表撮影)

第6日(19日)

【第1試合】

近江(滋賀)-日大東北(福島)

近江・春山陽生主将 (日大東北は)勢いがあるがその勢いをはじき返したい。目標は日本一だが、一戦ずつ成長していきたい。

日大東北・松川侑矢主将 自分たちの粘り強さを出していく。(宗像)監督さんも最後の年なので長く甲子園で戦っていきたい。

近江(3大会連続15度目) 1938年(昭13)創立の私立校。生徒数は805人(女子357人)。野球部は57年(昭32)創部。部員数108人(マネジャー12人)。甲子園出場は春5度、夏は15度目。主なOBは阪神植田海、DeNA京山将弥。所在地は彦根市松原町大黒前3511の1。岩谷斉校長。

日大東北(18年ぶり8度目) 1951年(昭26)創立の私立校。野球部は学校創立と同時に創部。夏の甲子園は18年ぶり8度目の出場。部員数は82人。主なOBは、たんぽぽ白鳥久美子(お笑い芸人)ら。所在地は福島県郡山市田村町徳定字中河原1。佐々木稔校長。


【第2試合=2回戦】

西日本短大付(福岡)-二松学舎大付(東東京)

西日本短大付・西村慎太郎監督 あの2人(三宅と林直)の打撃によって秋山君に少しでもプレッシャーがかかるような状況になれば。

二松学舎大付・関遼輔主将 投打にバランスのあるチーム。自分たちの野球ができればいいと思います。

西日本短大付(11年ぶり6度目) 1962年(昭37)に設立された私立高。特進コースや保育・福祉進学コース、キャリア・ライセンスコースなどがある。生徒数は437人(女子261人)。野球部の創部は65年で部員は71人。甲子園出場は、春は1度で夏は6度目。92年夏には全国制覇を果たした。主なOBは阪神や日本ハム、米大リーグなどでプレーした新庄剛志氏、ロッテ小野郁ら。八女市亀甲61。溝口智之校長。

二松学舎大付(3年ぶり4度目) 1948年(昭23)創立の私立校。生徒数は715人(女子405人)。野球部は58年創部。部員数66人。甲子園は春5度、夏は4度目。主なOBは広島鈴木誠也、巨人大江竜聖ら。所在地は千代田区九段南2の1の32。本城学校長。

抽選会に望む二松学舎大付・関遼輔主将(学校提供)
抽選会に望む二松学舎大付・関遼輔主将(学校提供)

【第3試合=2回戦】

京都国際(京都)-前橋育英(群馬)

京都国際・山口吟太主将 センバツでは(2回戦で)サヨナラ負けをしたが、そこから修正してきた部分を出していきたい。

前橋育・皆川岳飛主将 守備からリズムをつくる育英らしい野球を甲子園でも徹底して、「なにが起きても想定内」といつも通りの試合が出来ればいい。

京都国際(初出場) 1947年(昭22)に京都朝鮮中として開設された。58年に学校法人京都韓国学園に。63年には高等部が開校された。野球部は99年4月に創部で部員は59人。04年に日本の学校教育法第1条の認可を受ける。日韓両国から中高一貫校として認められ、京都国際中学高等学校となる。普通科のみで、全校生徒136人(うち女子69人)。所在地は京都市東山区今熊野本多山町1。朴慶洙校長。

前橋育英(5大会連続6度目) 1963年(昭38)に創立された私立校。生徒数は1565人。野球部は1964年(昭39)に創部。部員数は77人。甲子園出場は春2回、夏6回目。2013年夏に初出場で甲子園を制した。主なOBは西武高橋光成。所在地は群馬県前橋市朝日が丘町13。金子雅人校長。

抽選会に望む前橋育英・皆川岳飛主将(学校提供)
抽選会に望む前橋育英・皆川岳飛主将(学校提供)

【第4試合=2回戦】

作新学院(栃木)-高松商(香川)

作新学院・小針崇宏監督 攻撃力が、県大会より上がってきたと思う。積極性をいかして先に流れをつかみたい。

高松商・山崎悠矢主将 チーム全員が最後まで粘り強く、あきらめずプレーするチーム。まずは1勝して校歌を歌えるよう頑張る。

作新学院(10大会連続16度目) 1885年(明18)に創立された私立校。生徒数は3611人。野球部は1902年(明35)に創部。部員数は79人。甲子園出場は春10回、夏16回。主なOBは元巨人江川卓、日本ハム石井一成、西武今井達也ら。所在地は宇都宮市一の沢1の1の41。船田元校長。

高松商(2大会連続21度目) 1900年(明33)に創立の県立校。商業科、情報数理科、英語実務科の3学科と定時制課程がある。生徒数は全日制課程が890人(女子556人)。定時制課程が21人(女子9人)。野球部は1909年創部で部員74人(マネジャー7人)。春27度、夏は2大会連続21度目。春夏2度ずつ優勝。主なOBは水原茂(元巨人監督)島谷金二(元阪急)ロッテ松永昂大ら。所在地は高松市松島町1の18の54。渡邊浩三校長。


第7日(20日)

【2回戦】

智弁和歌山(和歌山)-宮崎商(宮崎)

※宮崎商の出場辞退で智弁和歌山の不戦勝

智弁和歌山(4大会連続25度目) 1978年(昭53)創立の私立校。普通科。生徒数790人(女子320人)。野球部は79年創部で部員数39人。甲子園出場は夏25度目で、春は14度。優勝は春1回、夏2回。主なOBに日本ハム西川遥輝、中日岡田俊哉ら。所在地は和歌山市冬野2066の1。藤田清司校長。

宮崎商(13年ぶり5度目) 1919年(大8)に設立された公立校。生徒数は787人(女子612人)。野球部の創部は1919年で部員は66人(マネジャー11人)。甲子園出場は夏は5度目で、春は3度。最高成績は64年夏のベスト4。今春センバツでは、1回戦敗退。主なOBは元近鉄外野手の小川亨氏、元広島外野手の水谷実雄氏ら。宮崎市和知川原3丁目24番地。門田誠校長。



【第1試合=2回戦】

樟南(鹿児島)-三重(三重)

樟南・下池翔夢主将 (エースの)西田を中心に伝統の守りが売り。(三重は)投打に力があるので、守り勝つ野球をしたい。

三重・池田彪我(ひゅうが)主将 自分たちは守備からリズムを作るチーム。全国制覇を目標に一戦ずつ戦っていきたい。

樟南(5年ぶり20度目) 1883年(明16)博約義塾として創立の男女共学私立校。1994年に鹿児島商工から現校名。普通科、商業科、工業科があり、生徒数は1179人(女子544人)。野球部は1954年創部。部員50人(マネジャー3人)。甲子園は春7度、夏は16年以来20度目で94年準優勝が最高。主な卒業生に鶴岡慎也(日本ハム)浜屋将太(西武)ら。鹿児島市武岡1の120の1。山崎隆志校長。

三重(7年ぶり13度目) 1961年(昭36)創立の私立校。特進コース、進学コースがある。生徒数1721人(女子843人)。野球部の創部も61年、部員数は115人(マネジャー4人)。甲子園は春13度、夏は今回で13度目となる。主なOBは歌手の西野カナ、ロッテ加藤匠馬ら。所在地は松阪市久保町1232。中谷文弘校長。


【第2試合=2回戦】

日本文理(新潟)-敦賀気比(福井)

日本文理・渡辺暁仁主将 敦賀気比さんは投打のレベルが高い。しっかり打ち勝てるように準備をする。

敦賀気比・大島正樹主将 日本文理は同じ北信越なので絶対に負けられない。去年の先輩方の思いも背負って一戦必勝で戦います

日本文理(2大会連続11度目) 1984年(昭59)創立の私立校。普通科。生徒数は868人(女子302人)。野球部も同年に創部。現部員109人(マネジャー5人)。甲子園出場は夏が11回目、春5回。09年夏に準優勝、14年夏はベスト4。主な野球部OBはDeNA飯塚悟史、ヤクルト鈴木裕太ら。所在地は新潟県新潟市西区新通1072。田中利夫校長。

敦賀気比(3大会連続10度目) 1986年(昭61)創立の私立校。特別進学コース、進学コース、教養コースがある。生徒数は684人(女子324人)。野球部は86年創部で部員88人。甲子園出場は春8度、夏は今回で10度目。15年春には初の全国制覇。主なOBは西武内海哲也、オリックス吉田正尚、広島西川龍馬、日本ハム平沼翔太、オリックス山﨑颯一郎ら。所在地敦賀市沓見164の1。古谷清和校長。


【第3試合=2回戦】

弘前学院聖愛(青森)-石見智翠館(島根)

弘前学院聖愛・佐藤海主将 とても楽しみで、わくわくしている。東北勢初の優勝旗を持ち帰れるように1つ1つ成長していく。

石見智翠館・山崎凌夢(りむ)主将 投手だけでなく守備や打撃にも注目してほしい。日本一に一直線でいけるよう頑張りたい。

弘前学院聖愛(8年ぶり2度目) 1886年(明19)、弘前教会内に来徳女学校として創立の私立校。48年に聖愛、50年に現校名となる。00年から男女共学。06年には中学も開設された。野球部は01年4月創部。13年夏に甲子園初出場を果たしベスト16。所在地は青森県弘前市原ケ平山元112の21。山上猛美校長。

石見智翠館(2大会連続11度目) 1907年(明40)創設の私立校。普通科がある。生徒数は617人(女子236人)。野球部は66年創部。部員数は127人。甲子園出場は夏11度目、春は1度。主なOBは元中日監督谷繁元信、巨人戸根千明。所在地は江津市渡津町1904の1。竹迫繁校長。


【第4試合=2回戦】

浦和学院(埼玉)-日大山形(山形)

浦和学院・森士監督(今夏限りで退任) 集大成だからこそ、目標としている舞台で最後の試合をやらせてもらえるのは最高に幸せ。後悔しないように一戦必勝で戦う。

浦和学院(3年ぶり14度目) 1978年(昭53)創立の私立校。生徒数2217人(女子1102人)。野球部創部は78年。部員数は96人。甲子園出場は春10回、夏は3年ぶり14回目。主なOBは、オリックス榊原、西武渡辺、ロッテ小島ら。所在地はさいたま市緑区代山172。石原正規校長。

日大山形(4年ぶり18度目) 1958(昭和33)年「山形学園山形第一高等学校」として開校。1962(昭和37)年に日本大学の付属となり現在の校名に改称。野球部は58年創部。部員数70人。甲子園は春4回、夏17回出場で夏のベスト4(13年)が最高成績。主なOBは元広島栗原健太、ヤクルト奥村展征、阪神中野拓夢。所在地は、山形県山形市鳥居ケ丘4の55。島津宏道校長。


第103回甲子園出場校
第103回甲子園出場校