<神宮大会:慶応8-6天理>◇最終日◇19日◇高校の部決勝◇神宮

 慶応(関東・神奈川)が天理(近畿・奈良)との接戦を制し、初優勝した。序盤から点の取り合いとなり6-6の8回に2点を勝ち越し。すると8、9回を6回途中から今大会初登板したエース白村(はくむら)明広投手(2年)が無失点に抑えて逃げ切った。

 白村は腰痛を患いながらも140キロ台の速球を中心に気迫の投球。「1、2回戦で後輩がいい投球をしたのでそれが刺激になりました。腰は痛かったけど気合で投げました」と声を詰まらせながらもうれしそうに話した。

 上田誠監督は「まだ実感がなく夢のようですね。センバツでは有頂天にならずまずは1勝を目標にやりたい」と話した。

 慶応の優勝で、来春センバツの「神宮枠」が関東・東京地区に与えられることになり、当初の6校から7校に増える。