<高校野球秋田大会>◇24日◇決勝

 ノーシードの能代商が第1シードの秋田商に5-4で逆転勝ちし、25年ぶり2回目の甲子園出場を決めた。2点を先行されたが、5回表2死二、三塁からに菊池飛鳥一塁手(3年)の右前2点適時打で同点。続く石井翔成三塁手が(3年)が中前に逆転適時打を放った。7回に追いつかれたが、8回表1死一、三塁から代打の平川賢也(1年)が左前に決勝打を流した。

 投げては、2年生エース保坂祐樹が13安打を浴びながら4失点と粘って完投した。工藤明監督(34)は「夢のよう。粘って終盤に追いつき、ひっくり返す能代商の野球ができた」と感無量の表情。13年に女子校の能代北と統合される前に、悲願の再出場を果たした。