<高校野球春季関東大会:習志野8-4東海大甲府>◇16日◇準々決勝◇市原市臨海球場

 今年のドラフト目玉、東海大甲府(山梨1位)の高橋周平内野手(3年)が習志野(千葉1位)戦で3番遊撃手で出場。5打数3安打2打点で二塁打を2本放った。

 初戦となった15日の八王子(東京3位)戦では3打数2安打2四球、二塁打2本で打点1。

 今大会は2試合で8打数5安打の打率6割2分5厘で二塁打4本、3打点と実力を発揮した。敗れはしたが、「大きな大会でも自分のバッティングができた」と充実した表情を見せた。高校通算60本塁打にあと1本に迫っていたが、お預けとなった。「打ちたかったが、自分は本来ホームランバッターじゃない。(今大会は)ライナーが打てたので良かった」と振り返った。

 夏の大会に向けて「打ち損じをなくして1発で仕留められるようにしたい。甲子園に行くしかない」と力強く語った。

 この日の打席詳細は以下の通り。<第1打席>

 2死走者なしで相手投手はエース泉沢涼太(3年)。空振り、ボールから3球目をたたいた。鋭い打球が一、二塁間を抜け、右前打を放った。<第2打席>

 左中間に鮮やかに打ちかえして二塁打。<第3打席>

 2死一塁で1ボール2ストライクから4球目を打って遊ゴロ。<第4打席>

 2死一、三塁の好機で打席へ。1ボールから2球目を流し打ち。いい当たりだったが、左飛に終わった。<第5打席>

 2死一、二塁から引っ張って痛烈な打球。右中間へ2点二塁打となった。

 ◆高橋周平(たかはし・しゅうへい)1994年1月18日、神奈川・藤沢市生まれ。遊撃手としてグラブさばきが柔らかく、強肩強打の大型内野手。左右に打ち分け、長打力がある。主将も務める。身長180センチ、体重83キロ。右投げ左打ち。