<高校野球西東京大会:早実2-1昭和>◇24日◇4回戦

 昨夏の西東京代表の早実が、競り勝って2年連続の8強入りを果たした。エース内田聖人投手(3年)が抜群の安定感を披露し、散発の3安打、9奪三振で完投した。打っては2回の左越え二塁打など2安打。「抑えられたし、粘れました。(登板)2試合目で手応えはつかめました。僕が打って試合を決めようとも思っていました」。投打の活躍に、充実した表情で試合を振り返った。

 チームは4戦連続のコールド勝ちとはならなかったが和泉実監督(49)は、むしろ接戦を経験した収穫を強調した。「緊張感を肌で感じられた。こういう(接戦を)1度でも味わって勝てたことは大きい」。2年連続の甲子園へ、スキは見当たらない。