<高校野球京都大会:龍谷大平安9-3立命館宇治>◇25日◇決勝

 龍谷大平安が立命館宇治を9-3で破り、2年ぶり31度目の夏の甲子園を決めた。1-1で迎えた4回表、4番高橋大樹右翼手(2年)の2点適時打などで3点を勝ち越し。6回表にも主将の5番小嶋恭介左翼手(3年)が2点適時打を放ち、3点を加えた。投げては背番号9の左腕太田翼(3年)が7回途中まで2失点に抑え、背番号1の右腕田村嘉英(2年)との継投で逃げ切った。

 原田英彦監督(51)は先発左腕太田翼(3年)3安打2四球の1番戸嶋一貴捕手(3年)4犠打1三塁打の2番松下拓司遊撃手(3年)の攻守にわたる活躍を上げ「いつもほんまにあかんのですがねえ」と笑いが止まらない様子。2年ながら高校通算25発のスラッガー、高橋は3打席目から3安打2打点の活躍を見せた。「2打席目に投手ゴロを打って、監督にしかられて。その後はいい打撃ができました」と話していた。