<高校野球兵庫大会:東洋大姫路2-2加古川北>◇29日◇決勝

 加古川北が粘りを見せて2度追い付き、兵庫大会初の決勝引き分け再試合となった。先制された直後の7回裏、1死からの3連打で満塁とすると、7番東英輔外野手(2年)の中犠飛で同点。9回表に勝ち越されたが、その裏、先頭の3番都倉健司外野手(3年)が左翼席へ同点本塁打を放ち、延長15回でも決着が付かなかった。

 先発の井上真伊人投手(3年)は193球で完投した。東洋大姫路エースの原樹理(3年)は最速147キロのプロ注目右腕。「原くんはバンバンいってたけど、こっちは打たせて取ろうと思った。疲労が思ったよりもあったので、腕を下げたり、テンポを変えたりしました」と「剛」には「柔」で対抗して、投げ合いを演じた。

 再試合は30日午後1時から、ほっともっと神戸で行われる。