<アジアAAA選手権:日本3-1台湾>◇30日◇予選ラウンド◇横浜

 野田昇吾投手(3年=鹿児島実)が見事なリリーフで勝利投手になった。2-1で迎えた4回裏1死一、三塁。先発の歳内が初球ファウルを打たれたところで登板。相手の5、6番を最速144キロの速球で連続空振り三振に仕留めた。5回以降も好投を続け9回途中まで3安打無失点に抑えた。

 「ああいう場面は昔から好きでした。自分の見せ所はここしかないと思って投げました」と167センチの小柄なサウスポー。センバツには出場したが夏は鹿児島大会で敗退。「自分の力をすべて出し切ることができました」と胸を張っていた。