<高校野球秋季近畿大会:智弁学園4-3天理>◇6日◇決勝◇大阪・舞洲

 大会史上初の奈良県同士の決勝で、智弁学園(2位)が天理(3位)を4-3で破り、初優勝した。初回に相手投手の暴投と小野耀平外野手(2年)の2ランで3点を先制。5回も敵失で4点目を挙げた。天理も8回に吉村昴祐(こうすけ)内野手(同)の2試合連続本塁打などで3点を挙げて追い上げたが、1歩及ばず。23日開幕の明治神宮大会出場を決め、法大出身の小坂将商監督(34)は「大学時代を過ごした神宮に連れて行ってくれ、と選手たちに伝え、いい顔で『はい』と答えてくれていました。優勝してくれて、選手たちに感謝しています」と声をうわずらせた。