<高校野球神奈川大会:横浜8-0上矢部>◇14日◇2回戦◇保土ケ谷・神奈川新聞スタジアム

 早くも主砲の風格は満点だ。横浜は初回1死一、二塁の好機、4番・高浜祐仁(ゆうと)内野手(1年)が左翼への本塁打を放ち、先制した。「打った瞬間行ったと思った」と手応え十分の当たりは場外に消え、スタンドは大きくどよめいた。

 1年生ながら名門の4番を務める期待のスラッガーだ。「(4番の)プレッシャーはあるが、燃えます。打点を稼げる4番になりたい」と、言葉も力強かった。

 3回の第2打席でも中越え二塁打。第3打席はストレートの四球。第4打席は遊ゴロだった。守備は三塁で先発し、途中から一塁に入った。試合は8-0で7回コールド勝ちした。

 横浜OBのロッテ高浜卓也内野手の弟で182センチ、83キロの堂々たる体格。今春の関東大会から4番に座る。1年生の4番は筒香(DeNA)以来。背番号は13。