第85回選抜高校野球大会(3月22日から13日間・甲子園)の出場36校を決める選考委員会が25日、大阪市の毎日新聞大阪本社で開かれ、21世紀枠では東日本大震災で学校が壊滅的な被害を受けた、いわき海星(福島)が選ばれた。今大会は第85回の記念大会のため例年より1校増枠となり、土佐(高知)益田翔陽(島根)遠軽(北海道)を加えた4校を選出した。

 一般選考では史上初の3季連続甲子園大会制覇を狙う大阪桐蔭のほか、過去2度の選抜大会優勝の実績がある沖縄尚学なども選出。東北地区からは昨秋の明治神宮大会覇者の仙台育英(宮城)や今大会限りの「東北絆枠」で山形中央が選ばれるなど、過去最多の5校が選ばれた。

 5年ぶりに選出された龍谷大平安(京都)は今大会最多の37度目。済々黌(熊本)は優勝した1958年以来、55年ぶりの選抜大会出場となる。初出場は安田学園(東京)春江工(福井)京都翔英など10校。