<高校野球春季埼玉大会:浦和学院3-0鷲宮>◇準決勝◇4日◇県営大宮

 センバツ優勝校がエースの力で勝ちきった。先発左腕の小島(おじま)和哉投手(2年)が9回を2安打無四球8奪三振で完封勝利を収めた。

 センバツ優勝以来となる1カ月ぶりの対外試合での登板ながら「ボールをリリースしたときの感覚がよかった」と不安を感じさせなかった。

 打線は3回2死二塁から1番竹村春樹内野手(3年)の右翼線二塁打で先制し、6回と7回にも1点ずつ追加。準々決勝、春日部共栄戦と同じ8安打。3得点に終わった打線について森士(もり・おさむ)監督(48)は「今日は本当に良くない」と不満そうだった。