<高校野球春季関東大会:日大三6-2作新学院>◇18日◇1回戦◇宇都宮清原

 日大三の先発、三輪昂平投手(2年)が6回を3安打1失点、5奪三振と好投し、作新学院に勝利した。4回には直球の自己最速148キロをマーク、常時140キロ台中盤と非凡な力を見せた。

 父は楽天の三輪隆1軍バッテリーコーチだ。日大三・小倉全由監督が87年に関東一を率いて準優勝した時の捕手。そんな経緯もあって三輪は日大三に入った。

 中学2年までは父と同じ捕手だったが、ひざを痛めて投手となった。この冬に走り込みを徹底。最近まで145キロの直球は、「伸びてきた」と148キロになった。

 先発はこの日の朝に言われたという。「緊張しました」と振り返ったが、伸び伸びとした投球だった。背番号は18。強豪の日大三に、将来楽しみな投手が加わった。