<高校野球春季関東大会:前橋育英8-5桐光学園>◇20日◇準々決勝◇宇都宮清原

 桐光学園(神奈川2位)は前橋育英(群馬1位)に5-8で敗れ、4強入りはならなかった。前日12回168球を投げ18三振を奪ったプロ注目左腕、松井裕樹投手(3年)は登板しなかった。

 2年生右腕の山田将斗投手が先発。6回まで3失点と試合を作り、自らの2ランで5-3とリードして終盤へ。しかし7回に4安打とバッテリーミスなどで4点を奪われ逆転を許してしまった。

 野呂雅之監督は「昨日160球以上投げているので、今日は山田と恩地で行こうと。展開にもよりましたが、投げられないということはありませんでした」と松井の登板回避を説明した。

 松井は2回に1度だけブルペンに入り「肩の状態を確認するため」(松井)キャッチボールを行った。「多少張りはあったんですが、終盤の展開を見て準備はするつもりでした」と話した。

 また前日多くのスカウトが視察したことには「光栄なこと。注目に恥じないよう、今後も練習していきたい」。プロ入りについては「全国制覇のことしか考えていないので、今は興味ありません」と話した。