<高校野球神奈川大会:桐光学園4-2相洋>◇14日◇2回戦◇保土ケ谷・神奈川新聞スタジアム

 今秋ドラフトの目玉、桐光学園・松井裕樹投手(3年)が苦しみながら初戦を突破した。

 9回を投げ7安打2失点、奪三振は2ケタに届かず9個だった。

 気温32度を超える猛暑で直球にいつものキレがない。序盤はほぼ直球のみの配球で挑んだが、5回にねらい打ちされ2失点。6回以降は「伝家の宝刀」スライダーを中心とした投球に変えるも制球に安定性を欠いた。9回に2四球を与え1死満塁のピンチを招くなど、最後までヒヤヒヤの勝利だった。

 松井は「待ちに待った夏の大会初戦でテンションが上がりすぎて、球がうわついた。もっと暑さ対策をしていかないと」と勝利に胸をなで下ろしていた。