<高校野球埼玉大会:所沢商6-5花咲徳栄>◇23日◇5回戦◇県営大宮球場

 今春センバツ出場校で、今秋ドラフト上位候補の若月健矢捕手(3年)を擁す花咲徳栄が5回戦で姿を消した。

 2点を追いかける7回2死二塁の場面で若月が中前適時打を放ち、1点差まで追い上げた。1点追う9回2死一塁で再び打席がまわってきた。初球を打ち上げ、高々と上がった打球は左翼手のグラブにおさまった。最後の打者となった。「すぐには理解出来なかったです。スタンドの応援してくれた人にあいさつして、あらためてスコアボードみて、負けたんだと思いました」。

 進路について尋ねると、「まだ整理がつかないです。これから岩井監督と相談してじっくりと決めていきたいです」と話し、球場を後にした。