<高校野球愛媛大会:済美3-2川之江>◇26日◇準決勝◇松山中央公園野球場

 済美2年エース安楽智大が、自己最速の157キロをマークした。目標の155キロを上回る球速に「チームに流れをもってくるために155キロを狙いました。指のかかりもフォームも良かった」と話した。91球を投じ5安打9奪三振2失点(自責1)で完投した。

 2点を追う8回、先頭の山下拓眞外野手(3年)の左翼へのソロ本塁打で1点差。9回1死一、三塁から女房役の金子昂平捕手(3年)の右前同点適時打など、終盤に粘り強さを見せ逆転。上甲正典監督(66)は「1回死んだかと思いました。9回はクリーンアップがよく打った」と、試合を振り返った。逆転勝ちを収め、決勝に進出した。