<全国高校野球選手権:仙台育英11-10浦和学院>◇10日◇1回戦

 史上8校目の春夏連覇を目指した浦和学院(埼玉)が初戦でサヨナラ負けした。

 1回に1点を先制も、その裏に仙台育英に6点を奪われた。だが3回に一挙8点を挙げ、逆転。その後仙台育英に6回に追いつかれて10-10で迎えた8回無死満塁では、エース小島和哉(2年)が3者連続三振で危機を脱する力投。だが小島は9回1死で左足をつらせ、2死から安打を打たれて無念の降板。代わった山口瑠偉投手(3年)がサヨナラ打を浴びた。

 試合後の小島は号泣。森士(おさむ)監督(49)は「ミスから投手を見殺しにしてしまった」と唇をかんだ。