<全国高校野球選手権:前橋育英4-3延岡学園>◇22日◇決勝

 前橋育英(群馬)が初めて全国の頂点に立った。

 先手を取ったのは延岡学園。4回2死満塁から薄田凌内野手(2年)横瀬貴広投手(3年)の適時打などで3点を先制した。

 前橋育英は5回に反撃。田村駿人(はやと)外野手(3年)のソロ、小川駿輝(しゅんき)捕手(3年)の適時打などで3点を返し、同点に追いついた。

 さらに7回、土谷恵介内野手(3年)と荒井海斗主将(3年)の連続長短打で1点を勝ち越した。前橋育英の高橋光成(こうな=2年)は自責点ゼロの優勝こそ逃したが、3失点完投で初出場初優勝にチームを導いた。

 ちなみに群馬県勢の優勝は1999年の桐生第一以来、14年ぶり。延岡学園は宮崎県勢悲願の甲子園初優勝に届かなかった。