第95回全国高校野球選手権大会で初出場優勝した前橋育英高校野球部の選手らが23日、前橋市の母校に戻り優勝を報告した。

 あいにくの雨にもかかわらず生徒や住民ら約400人が集まり、激闘を勝ち抜いた選手らを祝福した。

 同校体育館の中央には赤いカーペットが敷かれ、金色の優勝メダルを首に下げた選手が歩いて入場すると、カーペットの両側で待ち構えた生徒らが一斉に拍手。「おめでとう」「よくやった」などの声が響き渡った。

 荒井直樹監督は「皆さんの温かい声援が背中を押してくれた。甲子園で校歌を歌うのは格別でした」とあいさつ。監督の次男の海斗主将が「優勝旗を持ち帰ることができたのは応援のおかげです。ありがとうございました」と頭を下げると、再び拍手が湧き起こった。

 群馬県は、同校野球部に県民栄誉賞の授与を検討していることを明らかにした。