<高校野球秋季東京大会:小山台3ー0日大豊山>◇21日◇3回戦◇府中市民

 都立の小山台が堀越、早実に続き日大豊山も破って8強入りを決めた。

 原動力はエース伊藤優輔投手(2年=176センチ、67キロ、右投げ)。140キロ近い速球とスライダーなど多彩な変化球で5安打、13三振を奪い完封した。高めの直球に力があり、ここぞという場面で空振り三振を奪った。フィールディングも良く送りバントを2度二塁封殺、素早いけん制球で走者を刺す場面もあった。 伊藤は「ストレートが走ってくれました。私立には負けたくないです。夏は自分のせいで2回戦で負けてしまったので、センバツに行って3年生を卒業するまでに甲子園に連れて行きたいです」と目を輝かせた。

 福嶋正信監督は「少ない得点を伊藤が守るというウチらしい野球ができました」と話した。26日の準々決勝では東海大高輪台と対戦する。