<センバツ高校野球:明徳義塾3-2智弁和歌山>◇24日◇1回戦

 智弁和歌山が延長15回サヨナラ負けし、3年ぶりの初戦突破はならなかった。

 2回に相手エース岸潤一郎(3年)の暴投で1点を先制。だが5回に中堅手の山本龍河(りゅうが=2年)の失策がらみで同点に追いつかれた。延長12回、その山本の1発で1点を勝ち越した。だがその裏、明徳義塾のスクイズで再び同点に。

 この日の勝ちがなくなった同15回1死満塁から東妻勇輔投手(3年)の暴投で、サヨナラ負けした。東妻は「最後は真っすぐが引っかかりました。ああいう場面で抑えられる投手にならないと。全部自分のせいです」と肩を落とし、言葉を絞り出した。