<高校野球和歌山大会:智弁和歌山13-0紀央館>◇25日◇準決勝◇紀三井寺

 智弁和歌山が15安打13得点で紀央館を圧倒。2年ぶりの優勝へ王手だ。

 2回から6回まで毎回得点で13得点。0失点に抑えたのは金岡秀太投手(2年)、東妻勇輔投手(3年)、右代谷嵩誠投手(3年)、斎藤祐太投手(2年)の4人リレー。高嶋仁監督(68)はこの継投を「練習よりゲームで調整しようと投げさせた」と明かした。圧勝にも高嶋監督は「今日で終わりじゃない。修正するところは修正して、しめてかからんといかん」と冷静だった。

 紀央館・高瀬晶也監督(37)は智弁和歌山を「大きな存在でした」と振り返った。「ユニホームと大声援を気にせず、一高校生として戦おうと言っていたが、存在を打ち消せなかった」と貫禄に負けた。