<高校野球東東京大会:二松学舎大付5-4帝京>◇29日◇決勝◇神宮

 決勝10連敗中だった二松学舎大付(東東京)が、延長10回で勝利し、「11度目の正直」で夏の甲子園初出場を決めた。

 3点を追う7回に今村大輝捕手(1年)の3ランで追い付くと、10回に竹原祐太主将(3年)の適時三塁打で勝ち越した。

 市原勝人監督(49)は「(最後)セカンドゴロでアウトになった時は、夢を見ているようでした。それと、帝京高校に勝てたことが、うれしさを倍増させてくれました。(決勝10連敗は)OBたちがやってきたことなので、今年は今年、意識するなと言ってきました。よく頑張ってくれた」と感激の様子だった。