<全国高校野球選手権

 日本文理6-5富山商>◇21日◇3回戦

 富山商がサヨナラ負けした。

 先発のエース森田駿哉(3年)は7回まで140球を投げた。8回表に一挙4点を奪って逆転。点差を2に開いたところで、2番手の岩城巧(3年)がマウンドに立った。しかし5-4で迎えた9回裏、1死一塁の場面で6番新井充内野手(まこと=3年)に逆転サヨナラ本塁打を許して涙した。

 試合後に森田は涙を見せなかった。「岩城で打たれたなら仕方ない。岩城がいなかったら僕は良い投球ができていなかったと思う。ありがとうと言いたい」と口にした。前崎秀和監督(37)は「岩城には信頼があったので普段通りに投げてくれたらと思っていたが」と話した。