<全国高校野球選手権:聖光学院2-1近江>◇21日◇3回戦

 近江(滋賀)が聖光学院(福島)にサヨナラ負けを喫した。

 初戦で完封勝利したエース小川良憲(2年)が好投。3回裏には好プレーもあった。1死一塁で聖光学院の1番八百板卓丸外野手(3年)が右越え二塁打。1塁ランナーの今泉慶太投手(2年)が本塁を狙うも、右翼→二塁手→一塁手と見事な中継プレーでタッチアウト。その後も小川は走者を背負いながらも、8回まで無失点に抑えた。

 しかし、今大会出場校チーム打率NO・1の「近江ブルー打線」が1点止まり。9回裏1死二、三塁から二ゴロが野選となり同点。なおも一、三塁から7番石垣光浩内野手(3年)にスクイズを決められ、サヨナラ負け。

 多賀章仁監督(55)は「今日は1-0で勝てるという気持ちで挑んでいたがやっぱり9回だった。全体を通して素晴らしいゲームだった」。好投した小川は「最後は、勝ち急いで気持ちが早まってしまった」と悔やんだ。