<全国高校野球選手権:敦賀気比7-2八戸学院光星>◇22日◇準々決勝

 敦賀気比(福井)が八戸学院光星(青森)を破り、19年ぶりに4強入りを決めた。

 4試合連続2桁安打の強力打線は、初回に火を吹いた。2死二、三塁で5番峯健太郎外野手(3年)が、真ん中に入ったストレートを左翼中段へ運ぶ3ランで先制点を挙げた。「打った瞬間、完璧でした」。

 援護をもらった敦賀気比のエース平沼翔太(2年)は、6回まで八戸学院光星打線を1安打に抑える丁寧な投球。疲れを見せることなく、9回2失点で10個の三振を奪った。さらに、最終回にこの日最速143キロをマーク。「2点は取られてしまったけど、勝つことが一番の目的。(初めて)2点取られてちょっとくやしいです」。

 北陸勢初の優勝旗まであと2勝。頂点を目指すエースは「強気を貫いて優勝したい」と力強かった。