<全国高校野球選手権:大阪桐蔭5-2高崎健康福祉大高崎>◇22日◇準々決勝
高崎健康福祉大高崎(群馬)が大阪桐蔭に敗れ4強入りを逃した。
自慢の機動力を絡めた攻撃で6回まで2-2。しかし7回、2ランを被弾しで勝ち越しを許した。
3試合で22盗塁を決めた打線はこの試合でも4盗塁。大会記録には3つ及ばなかったが4試合で26盗塁と持ち味を存分に発揮し、盗塁成功のたびにスタンドから拍手が起こった。
惜しむらくは4回。同点に追いつきなおも2死一、三塁。打者横溝の時に一塁走者がスタート。捕手の二塁送球を見て三塁走者がホームイン。重盗成功で勝ち越しかと思われたが、捕手の二塁送球を打者が妨害したとして守備妨害でアウト。得点が認められなかった。
青柳博文監督は「あれは仕方ない。負けてしまったけどうちらしい野球はできた」と話した。
高崎健康福祉大高崎は12年春のセンバツ準決勝でも大阪桐蔭に1-3で敗れた。1-1の8回に森(現西武)、笠松(現立大)に2本の本塁打を浴び勝ち越しを許した。「チームとしてホームランを打てなかったし、(大阪桐蔭のような)起死回生の本塁打を打てる選手を育てる必要もある。今日の教訓を生かしてチームを作りたい」と青柳監督は今後の課題を挙げていた。