愛知県立瑞陵(ずいりょう)高校(名古屋市瑞穂区)で昨年7月、当時の野球部監督だった同校の男性教諭(41)が椅子を投げ、当たった部員がけがをしていたことが28日、県教育委員会への取材で分かった。

 県教委によると、教諭は昨年7月、部員の練習態度に腹を立て、パイプ椅子を放り投げた。近くにいた当時3年生だった部員の男子生徒に当たり、左腕にけがをした。

 男性教諭は、学校や県高校野球連盟に報告していなかったという。

 今月になって情報提供があり、学校が調査していた。調査に対し教諭は「翌日に試合を控えていたのに部員の気が緩んでおり、かっとなった」と話し「部員に投げたつもりはなかった」と説明している。