茨城県常陸太田市の県立太田第一高校野球部で、男性監督(48)が部員に正座を強要していたことが26日、分かった。同校は、行き過ぎた指導の可能性もあるとみて調べている。

 同校によると、8月上旬、他校との練習試合の際に約40分間、エラーの原因を問いただすため、2年生部員1人に正座を強要したとされる。

 今月になり、保護者から県教育委員会に「不適切な指導があるので調べてほしい」と相談があり、1~2年生の部員全員にアンケートを実施。監督の言葉に傷ついたと回答する部員も複数いた。

 同校は監督に対し練習へ参加しないよう指示し、県高野連にも報告した。28日には、部員の保護者向けに説明会を開く。

 県教委は「学校からの報告書をもとに、体罰事案として処分するか決める」としている。