常葉菊川・伊藤がプロ注目の斎藤打ち誓う
センバツ高校野球(甲子園)で初戦突破した常葉学園菊川(静岡)が26日、西宮市の鳴尾浜臨海公園で千葉経大付(千葉)との8強入りを懸けた3回戦(29日、午前9時)へ向け練習を再開した。初戦で無安打に終わった5番伊藤慎悟中堅手(3年)は、バットを大活躍した昨夏と同モデルに変更。プロ注目の相手エース斎藤圭祐(3年)打ちを誓った。
「ミラクル慎悟」のバットで、8強入りを決める。伊藤は金色バットを使用した初戦(対明豊)で3打数無安打。3回戦は、千葉経大付・斎藤の最速144キロ速球に対応するため「軽くて振りやすい」という銀色の昨夏バージョンに戻す。昨夏甲子園3回戦(対日南学園)では、史上初の代打同点弾&サヨナラ打で8強入りの立役者になった。準々決勝(対大垣日大)でも決勝打を放つ活躍を見せた。背番号15で輝いた夏を思い出し、打棒復活を狙う。
まだまだツキは「少しは残っている」と感じている。初戦の2回、打ち損じのゴロを相手遊撃手が失策する幸運で出塁。三塁進塁後、遊撃ゴロで本塁突入すると、タイミングはアウトだったが、ブロックに来た捕手が走塁妨害と判定され生還。先制のホームを踏んだ。次戦は13K完封の快速右腕が立ちはだかるが「また勝って、優勝に近づきたい」と語気を強めた。
チームとしても斎藤対策を開始した。普段はマシンを使うフリー打撃に、斎藤と同じ右腕の萩原大起投手(2年)が登板。萩原は「なるべく速い球を投げようと思った。ストライクを入れることを意識した」と、打者の調整を優先させる配慮を見せた。また、バッテリー担当の佐野心部長(41)は、相手打線の分析について「半分ぐらい終わっている」と話した。
3回戦は、8強だけでなく県勢のセンバツ50勝、常葉菊川の甲子園10勝が懸かる1戦。千葉経大付は、昨秋の関東大会準々決勝で横浜(神奈川)に3-5と接戦を演じた強豪だけに、油断はならない。森下知幸監督(47)は「明日は気合を入れるよ」と不敵な笑みを浮かべ、選手への“喝”を予告した。【斎藤直樹】
[2008年3月27日12時10分 紙面から]
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