<高校野球・春季青森・八戸地区大会:田子13-1八戸聖ウルスラ学院>◇9日◇八戸市東運動公園野球場◇2回戦

 4月に県高野連に加盟した八戸聖ウルスラ学院が、部員11人で初の公式戦に臨んだ。田子に1-13(5回コールド)で敗れたが、1回表に1点を先制するなど健闘。夏こそ白星を、とナインは誓っていた。

 鮮やかな先制攻撃だ。1回表1死、2番工藤啓投手(2年)が三塁前にセーフティーバント。相手悪送球で出塁した。下長中時代は陸上部だった工藤啓が、初球に二盗を敢行し、さらに三盗も成功。ここで3番松橋聖幸中堅手(2年)が右前打を放ち、記念すべき初得点を挙げた。

 1回裏の守りでは、工藤啓が一塁走者をけん制で刺し、攻守に見せ場をつくった。スタンドはどよめき、拍手が起こった。結局大敗したが、ナインは全員笑顔。松橋は「チームに勢いをつけようと積極的に打った。最初の試合にしては上出来」と声を弾ませた。

 「思った以上にやってくれた。よくここまで来た」と佐々木正宏監督(25)は感慨深げ。愛好会時代の昨年4月、早起き野球チームに練習試合を申し込んだが「下手すぎてダメ」と断られた。昨年12月に部に昇格したが、部員は7人しかおらず、今春1年生が4人入部して事なきを得た。「よかったのは1回だけ。でもみんな成長したと思う。もっと練習して夏こそ勝ちます」と、工藤啓は張り切っていた。【北村宏平】