<高校野球・春季関東大会:市川越1-6常総学院>◇19日◇小瀬スポーツ公園

 木内常総が危なげのない戦いぶりでベスト4へ進出した。1回、市川越に1点を先制されたが、1番鈴木朝の初球アーチで同点。鈴木朝は5回にも勝ち越しソロを放ち、この回3得点の口火を切った。昨夏甲子園メンバーで長打力を併せ持つ先兵役は「2本とも甘い変化球。チームの雰囲気が良いので乗せられて打った」。

 その横で76歳の老将は「マジック采配なんてない。子供たちがしっかり戦えるよう、気持ちをつくってやるだけ」と、年の差60歳近い選手たちを見やった。昨年8月、4年ぶりに現場復帰。「いまの時期、勝ち負けは関係ない。でも、勝ちパターンに入ったら負けてはいけない」。好投の長谷川を5回で降ろし、土肥へのリレーで逃げ切った。「次(横浜戦)はそろそろ負けるころだ」と木内節も健在だ。夏の茨城大会が盛りの7月、喜寿(77歳)を迎える。【佐々木紘一】