高校球界NO・1捕手の評価を受ける近大高専(三重)鬼屋敷正人(3年)に来春プロ入りの道が開けた。日本高野連は7日、大阪市内で定例の全国理事会を開き、高等専門学校(高専)3年生をプロ野球ドラフト会議の対象とすることを決めた。同高野連は日本プロ野球機構(NPB)からの問い合わせを受け、全国高等専門学校体育協会にドラフトでの扱いについて照会。同協会が3年次修了時点での進路変更を認めており、高校在籍者と同じ扱いに異議なしの回答を得て対象とすることを決めた。

 この決定で、鬼屋敷は今秋ドラフトの対象になった。三重大会準々決勝敗退後も練習を続ける鬼屋敷は「高専で甲子園を目指して頑張っている選手にもプロという道が開けたことはうれしい。まわりの方々に感謝したい」と決定を喜んだ。中沢良文監督(42)は「ドラフトにかかるかどうかは別として、道が開けて本当によかった」と語った。甲子園大会終了後にプロ志望届を提出する。