進路を国内基本路線とする花巻東(岩手)の155キロ左腕、菊池雄星投手(3年)が、16日から始まる日米20球団との面談を前に意味深発言をした。15日、チームメートとともに盛岡市内で岩手県県民栄誉賞の表彰式に出席、会見で「日本を代表する投手になり、いずれは世界の舞台で投げる姿を県民に見せたい」と既に進路を決めたかのように話した。さらに「まだ分からない」とも話し、揺れる胸中を明かした。日本か、メジャー挑戦かは面談が終了する20日以降に示すことになる。
本音とも受け取れるビックリコメントだった。菊池が地元テレビ局から、今後の活躍を岩手県民も期待していることを伝えられ、口を開いた。
菊池
日本を代表する投手となって、いずれは世界を相手に活躍する姿を(県民に)見せたいと思います。本当に名を残せるような選手になりたいです。
高校卒業後の進路を「日本球界→大リーグ」に決めているかのようだった。新日鉄釜石ラグビー部、盛岡商サッカー部などに続き、5例目となる県民栄誉賞を受賞した華やかな舞台で、真剣な表情で言った。
それでも、この直後には「(国内かメジャーか)まだ、どっちになるか分からないけど、ニュースや新聞を通して(県民に)活躍する姿を見せたいと思います」と言った。国内外すべて面談が終了する20日にも方向性を示すことになる。
4日間に及ぶ面談日程は、1日目の16日は国内4球団と行う。19、20日にはレッドソックス、ヤンキースなどメジャー8球団との話し合いに臨む。いよいよ始まるプロの世界との接触に、菊池は「緊張?
ありません」と胸を高鳴らせている。親しい関係者や周囲も勧める国内球団を基本路線として、面談に臨むことになる。
いずれにしても、夢はビッグだ。知事公館の立派な庭園を見渡して「いつか、こんな家に住みたいですね。このくらいの家を建てられるような選手になりたいです」と話した。23日には花巻市から市民栄誉賞を受賞し、表彰式の後には市民とのトークショーも行われる予定。地元住民の前で、堂々と進路を発表する可能性もある。【由本裕貴】

