第83回選抜高校野球大会(23日開幕、甲子園)に出場する光星学院(青森)の壮行式が4日、八戸市内の同校で行われた。仲井宗基監督(40)を先頭に、選抜旗を持った川上竜平主将(2年)らナインが入場。壇上では、仲井監督が「センバツは過去4回出場して1度も勝てていません。何とか1勝して皆さんと校歌を歌えるよう頑張ります」とあいさつ。県勢としても87年の八戸工大一以来24年ぶりの春1勝が期待され、川上主将は「応援を裏切らない、感動する戦いをしてきます」と約束した。

 式では、新たな「必勝応援」で激励された。290年超の歴史と伝統を誇り、国の重要無形民俗文化財に指定されている八戸三社大祭を参考に、山車を引く際の掛け声「よいさ~」を取り入れた。センバツ出場決定後に硬式野球部の応援組が中心となって考案したもので、甲子園のアルプス席で披露される。【木下淳】