第93回全国高校野球選手権福島大会(7月13日開幕)の組み合わせ抽選会が23日、郡山市内で行われた。福島第1原発事故の影響で、間借りする他校で授業や練習を行う双葉翔陽、富岡、相馬農が結成した「相双連合」が初参加。ユニホームなどはどうするのか-。

 ◆帽子

 大会では3校それぞれのユニホームを着用し、帽子だけ「相双」の文字を入れて統一。双葉翔陽と富岡は部室に入れず、バットなどの用具を運び出せていない。相馬農のヘルメットや県内外からの支援用具を使って出場する。

 ◆校歌

 試合前5分間のシートノック時に3校の校歌が流れる。勝った場合、3校分では長すぎるため、大会歌「栄冠は君に輝く」を流す。校旗は3校を代表し、双葉翔陽の校旗が掲げられる。

 ◆ベンチ入り

 福島県高野連の特例措置で連合チームの監督(双葉翔陽)部長(富岡)副部長(相馬農=ノッカー)が入る。通常、指導者は監督と部長の2人しかベンチ入りできない。