第93回全国高校野球選手権の準優勝メンバー3人の飲酒が発覚した光星学院(青森)は25日、飲酒以外の不祥事はなかったと結論づけた。残る51人の部員と5人のマネジャー全員を23日から調べた結果、法官新一校長(62)は「出ていた話(飲酒)以外の事実は確認できなかった」。聞き取りは生徒指導部長らが面接形式で行い、飲酒を書き込んだ部員のブログに記述があったとされる、部内暴力についても調査していた。

 前日24日に差し戻されていた日本高野連への報告書は、この日午後6時すぎ、青森県高野連を通じて再提出し、受理された。「内容が不十分」という指摘を受けて修正し、新たな報告書には部内暴力がなかったことも明記した。日本高野連は今日26日に審議委員会を開き、処分を決める。光星学院は審議結果を受けてから同校で記者会見を開く。

 また、26日に出場する予定だった秋季青森県大会・八戸地区リーグ戦の初戦は中止となった。同地区高野連と協議した結果、日本高野連から処分が下される前に、対外試合を行うことは困難と判断した。今夏の甲子園に出場した光星学院は地区予選免除。県大会から出場する権利はある。