<高校野球秋季近畿大会:天理8-4大阪桐蔭>◇3日◇準々決勝◇大阪・舞洲スタジアム

 天理(奈良3位)が大阪桐蔭に逆転勝ちで4強入りし、来春選抜大会出場に当確ランプをともした。

 2番手で投入された天理・山本竜也(2年)がチームを救った。先発のエース中谷佳太(2年)が背中の痛みの影響もあり5回3失点降板。6回から救援し、4イニングを1失点。7回には決勝の2点適時打を放った。「桐蔭に勝ててうれしいの一言。ミットめがけて必死で投げました」。ここまで公式戦登板は2試合計4イニングだが、橋本武徳監督(66)は「起用を迷っていては選手は育ちません」。信頼の起用に山本も応え、5年連続センバツを確実にした。