大会初日の21日に大阪桐蔭と対戦する花巻東(岩手)が18日、大会前最後の練習試合を行った。高校ビッグ3の一角、最速151キロ右腕の大谷翔平(3年)は登板せず。4番右翼で出場し、3打数2安打1打点だった。試合は県伊丹(兵庫)に11-5で勝ち、主力組が出場した練習試合6戦を全勝で締めくくった。

 最後の調整登板を予定していた前日17日のPL学園(大阪)戦は雨天中止。この日は1、2イニングのスライド登板も検討していたが、連日の雨でマウンドがぬかるんでいたため見送った。最終的に、練習試合4戦で計17イニング無失点という出来で、大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手(3年)との投げ合いを迎える。「あとは体のキレを上げていくだけ。今の状態は投打ともに70%くらい。100%にするため、この3日間が勝負になる」と話していた。【木下淳】