<春季高校野球北海道大会:札幌龍谷学園2-0札幌光星>◇15日◇札幌地区代表決定戦◇麻生
札幌龍谷学園が札幌光星を下し、昨秋に続いて春もうれしい初代表を決めた。昨秋公式戦の全5試合を1人で投げ抜いた背番号10の右腕・蓑田広一投手(3年)は4月上旬に左肩を痛めたが、5安打8奪三振1四球の完封で復活を証明した。
勝利の瞬間、蓑田は秋の初代表とは違う喜びを感じた。この春は3人の投手が力を出し合って勝ち進んだ。主将の谷田健捕手(3年)は「去年は蓑田頼りのチームだった。冬場、みんなが努力してレベルアップしたのが優勝につながりました」とナインの思いを代弁した。
蓑田は4月上旬、利き腕とは逆の左肩に痛みが出て戦列を離れた。ノースローは3日間だけだったが、無理はしなかった。背番号は2ケタに。1、2回戦はエース番号を譲った金子壮太(3年)と背番号12の今江健太(2年)の継投で勝利した。
「金子と今江が最初の2試合を投げてくれたので、疲労も少なかった」と蓑田。救援で4回2/3を投げた前日3回戦の札幌篠路戦に続いて、最速137キロの速球を内外角に投げ込んだ。縦のスライダーも切れた。昨秋の代表決定戦と同じ札幌光星打線を109球で料理した。
寺西直貴監督(41)は「0点に抑えるのはすごい。もっと打たれるかと思っていました」と蓑田の踏ん張りをたたえた。金子、今江にメドが立ったのも大きな収穫だった。春の全道では秋に果たせなかった1勝を取りにいく。【中尾猛】

