<春季高校野球青森大会:光星学院8-3浪岡>◇2回戦◇19日◇弘前市運動公園野球場
昨夏から2季連続で甲子園準優勝の光星学院が、今春センバツ後初の公式戦に臨み、勝利した。自慢の打線が14安打を放って相手を退けたが、仲井宗基監督(42)は試合後に「弱かった」と選手に諭し、夏に向けて気持ちを引き締めた。
球場脇の一角で車座になった選手たちに、仲井監督は言った。「弱かった」。試合直後に行った青空ミーティング。「うちはたたき上げで、練習で強くなってきたチーム。バッティングが悪ければ振るだけですから」という思いからだった。
スコア以上に競った。4番北條史也内野手(3年)が高校通算17本目となる左越えソロを放つなど、自慢の打線は14安打8得点。だが、浪岡にも毎回のように走者を許し、流れを引き寄せきれなかった。3回には、先発の右腕エース金沢湧紀(3年)が3ランを浴びて一時同点となった。センバツ後に左足甲の疲労骨折が判明し、本調子ではなかったが「試合の中で調整していくしかない」(仲井監督)。5回に味方が勝ち越すまで、踏ん張った。
昨春のセンバツ後は、県準々決勝八戸戦で2-5と敗戦。一からの出直しを誓い、両翼のポール間ダッシュを1日100本、それを1週間やり通した。前日18日の練習では気の緩みを察した指揮官からカミナリが落ち、選手でミーティングを行った。「勝たないと、去年のことを生かしたとは言えない」(北條)。甲子園2季連続準Vで、今夏の「三度目の正直」への期待が高まる一方、マークも当然厳しくなる。「うちもさらにレベルを上げないと、厳しいとあらためて分かった」と仲井監督。手綱を締め直し、悲願の「大旗白河越え」に向けてまい進する。【今井恵太】

