<春季高校野球福島大会:尚志3-0福島商>◇19日◇1回戦◇郡山市・開成山野球場

 ケイスケ&シュンスケのコンビで快勝発進だ!

 サッカー日本代表でなじみ深い名前のコンビで尚志が福島商を破った。先発の吉田圭佑(3年)は、2安打完封。8回には女房役の小林駿介主将(3年)がスクイズで3点目を挙げ、吉田を援護した。

 抜群の連係だった。駿介のサインに圭佑がうなずく。最後の打者を三振に仕留めた瞬間、マウンド上で圭佑がほえた。「相手が強いほど燃える」というエースは、最速131キロの直球と落ちる変化球で福島商を6回まで無安打に抑える完璧な投球。7回の先頭打者に初安打を許したが、三塁を踏ませず2安打完封した。

 出会いは中学2年の時だった。郡山二中の圭佑は、5月の新人戦で駿介が捕手を務める郡山一中と対戦し大敗。圭佑は「(駿介は)いいキャッチャーだと思った」。その秋、郡山市選抜で再会する。バッテリーは組まなかったが、意気投合し連絡先を交換。互いの家へ遊びに行く仲になった。他校への進学を考えていた駿介は「圭佑に誘われたから」と2人で尚志に進む道を選んだ。今でも練習後やオフには2人で大好きな焼き肉を食べに行くという。

 圭佑は「基本は駿介のサイン通りに投げる」と、司令塔に絶大な信頼を寄せる。駿介は「圭佑がどれだけ練習してきたか知ってる」と胸を張る。固い絆で結ばれたバッテリーが、東北大会出場を目指す。【鹿野雄太】