<春季高校野球山形大会:鶴岡東3-2東海大山形>◇20日◇2回戦◇鶴岡ドリームスタジアム
昨夏甲子園出場の鶴岡東が昨秋準Vの東海大山形を振り切り、8強進出を決めた。背番号10の横手投げ左腕・菅原直樹(3年)が、公式戦初先発初完投で制した。
鶴岡東の菅原直が1点リードの9回表2死、最終打者をこの日7個目の三振に仕留めて、ガッツポーズを決めた。打たせて取る投球術が身上の菅原直は「三振はおまけ」と自身初の先発完投勝利を振り返った。
昨夏まで上手投げだったが、1年後輩の本格派左腕・古市純也(2年)の陰に隠れ、甲子園ベンチに入れなかった。昨秋から横手投げに転向。鶴岡東では一昨年の渡辺貴洋(19=巨人)、昨年の佐藤亮太(18)に続いて、左横手投げの伝統を受け継いだ。本格派に憧れはあったが、自我を封印。エース番号にもこだわりはない。昨夏エース佐藤亮の投球を見て、「こういう勝ち方もあるのかな」と開眼。「自己満足でなく、相手の嫌がる投球をしよう」と精神面でも成長した。
昨夏からのレギュラーは古市と本田幸輝捕手(3年)だけ。佐藤俊監督(40)は「秋から経験不足で自信につなげられなかったが、日々成長している。(4強以上の)夏のシード権は取りたい」と夏連覇を見据えた。【佐々木雄高】

