<春季高校野球山形大会:日大山形9-4山形南>◇21日◇準々決勝◇鶴岡ドリームスタジアム

 日大山形が春通算36度目の4強入りを決めた。3年生クリーンアップで計7打点を挙げ、「打の日大」を強烈アピールした。

 6年ぶりの春制覇から5年ぶりの甲子園出場を狙う日大山形が、県王座奪還に闘志をたぎらせた。開始早々、奥村展征遊撃手(2年)の左前打を足がかりに2死一、二塁から5番菅野(すがの)隼人主将の右翼越え二塁打で、難なく2点を先制した。その後も快音を響かせ、9回は3得点で締めくくった。荒木準也監督(40)は「打撃は心配していない。途中フライが多くなったが、それぞれ修正できた」と合格点を与えた。

 3番狗飼(いぬかい)将吾右翼手が3ランを含む2安打3打点。4番浅沼佑亮中堅手は2安打1打点、菅野主将も3安打3打点と主軸3年生3人が活躍した。菅野主将は「前半から積極的にいきました。去年負けているので絶対に勝ちたい」と、準決勝の酒田南戦に意欲を燃やした。奥村も3打席連続安打と敬遠を含む3打席連続四球で全6打席出塁でゲームメーク。「打てなくても、つなぐ気持ちでいるので」と先頭打者の役割を果たした。

 伝統の強力打線。昨年は失点を想定した、打ち勝つ野球だったが、今年は最少失点に抑える守りも重視。3投手の継投に課題も残した荒木監督は「夏にいいチームができるように」とチーム内競争を強調した。【佐々木雄高】