高校日本代表が今日26日、大谷先発で初実戦を行う。第25回IBAF18U世界選手権(30日~9月8日、韓国・ソウル)に参加する高校日本代表の国内合宿が25日、2日目を迎えた。

 この日は大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手、光星学院(青森)田村龍弘捕手(ともに3年)ら甲子園大会上位進出校の選手も合流し、全20人が勢ぞろい。主将は大阪桐蔭・水本弦外野手(3年)に決まった。大阪・枚方市での練習後、小倉全由監督(55=日大三)はチームの初実戦になるきょうの練習試合・関大戦について先発は花巻東(岩手)大谷翔平投手(3年)、4番は田村を起用すると明言した。

 先陣を任された高校球界最速160キロ右腕は「実戦は久しぶりなので課題を持って取り組みたい。打者との対戦は、岩手大会決勝の1週間後に後輩のシート打撃で投げて以来です。(国際球は縫い目の)山が小さくて指がかかりにくいけど、いろんなことにチャレンジしていきたい」と、3イニングの登板に意欲をみなぎらせた。センバツ1回戦で投げ合った藤浪とも、この日再会。「コントロールがいい。春に比べて成長したと思う。ぼくが言うことではないですが、素晴らしい投手だと思います」と熱い視線を送った。

 また4番に座る田村は、三塁の守備位置で練習。「グラブは城間(光星学院)に借りました。思い切りよくプレーして行きたい。みんなすごい選手なんで楽しみです」。大谷が投げ、田村が打つ。高校ドリームチームがいよいよ船出する。【堀まどか】