第85回選抜高校野球大会(22日開幕、甲子園)に出場する北照(北海道)は12日、静岡・浜松市内で浜松商と今季2度目の練習試合に臨み、11-2で前日の浜松市立戦に続き連勝した。左腕エース大串和弥(3年)が6回から救援して5安打を許したが、粘り強い投球で4イニングを無失点。昨秋明治神宮大会以来の登板となったが、上々の仕上がりをアピールした。

 「制球力にポイントを置き、チェンジアップ、直球などがアウトコースに決まり、キレも良かった。初戦としてはまあまあ」と大串。9回まで毎回走者を背負ったが「去年と違い、マウンドで余裕が持てるようになり、状況を考え、自分のピッチングができました」と、勝負どころのチェンジアップが効果的だった。打者19人に対し、64球で1三振1四球。本番に向け、手応え十分の1歩を踏み出した。