<高校野球福岡大会:小倉工3-2折尾>◇8日◇2回戦◇筑豊緑地

 最速143キロのプロ注目右腕、小倉工・笹嶋慎一郎投手(3年)が2失点完投、1点差で辛くも逃げ切った。直球は走らず、変化球はワンバウンドと荒れ、初回には、先頭に三塁打を浴び、2番の犠飛で簡単に先制を許した。「最悪。今までで一番悪かった。フォームを考え過ぎてしまった」と苦笑い。左肩の開きを我慢する新フォームで勢いをつけるはずが失敗。「次はフォームよりも勝てる試合をしたい」と従来に戻すつもりだ。