18歳以下のワールドカップ(30日~9月8日・台湾)に出場する高校日本代表の合宿が24日、大阪・枚方市内のパナソニックベースボールスタジアムで始まった。桐光学園・松井裕樹投手(3年)が初めての日の丸のユニホームで世界に挑む。「選んでいただけてうれしかった。世界一を目指して、与えられたところで自分の力を出せたらと思います」と意気込んだ。

 ブルペンに入り、大阪桐蔭・森友哉(3年)ら捕手3人に対し34球を投じた。神奈川大会敗戦後から練習し始めたカットボールも披露。一昨日には桐光学園での練習でシート打撃に4イニング登板。準備万端で大阪入りした。ブルペンで投球を見守った西谷浩一監督は「夏は残念な結果に終わってしまったけど、ここに合わせてきてくれた。いいボールだし、頼もしく思いました」と話した。

 進路が注目される松井。この日も阪神、ソフトバンク、西武の3球団5人のスカウトが見守った。「大会が終わってから(桐光学園の)野呂先生と話すつもり」と答えた。今は世界一の座しか考えていない。【宮崎えり子】